https://secure.gravatar.com/avatar/e7df0c7f76b5b44b0b54cc68647441ed?s=512
鎌倉市議会議員 岡田かずのりの考えたこと

資料の数字について

鎌倉市議会にまだ、「平成24年度 鎌倉市各会計決算等審査資料」は配布されていません。 そこから考えるとなぜ平成24年度の数字が分かるのかという疑問が寄せられました。 疑問の通り、資料は配付されていません。しかし、総務省へ報告した資料があり、 それはアセアセして資料入手したもので、独自取材というわけです。 従って鎌倉市監査委員の公式数字ではないことは明らかです。 しかし、独自取材による資料入手と資料の解読は出来るわけで それをいち早くチョイス、並べ替えなどして市民の皆さんに報告しているわけです。 大体、総務省への報告資料に頼っています。ただし、通年的に取材している 数字も入っていますし、事情聴取もしていますから、それの一部開示なども あります。 以上、説明申し上げます。 私としては資料の配付が遅く、解読する前に委員会が開かれ、「ア~ア」 となるのを少しでも防ぎたいという意思で調査しています。 出来れば通年議会で資料を常時取り寄せることが出来れば有り難いと思っているのですが、 議会の意思としてまだ通年議会になっていません。この点は、県議会よりも出遅れているかな。

鎌倉市、借金と借金返済の過去10年間の推移(普通会計ベース)

借金返済はコンスタントに50億円くらい毎年ある。ふぇ~という感じです。 毎年の借金はここ2年は努力して減らしてきていることは認めるが、今後は正念場にかかるのではないか。 全体のバランスの中でどのように財政を運営していくのかは、全貌が大体見えないと 提言しづらい。市当局の自発的・積極的な情報開示が望ましい。 情報公開は市民参画の基本中の基本だが、市民協働と言っても、石川敦子さんが指摘したように、まだ、まだら状態。 財政運営が困難を極める中、情報開示し、市民の建設的提言を求めるべきだ。 入りと出、今後の鎌倉市の行方を考えながらの財政出動も必要なのだが、 それには情報開示が必要なのだ。

今年度決算(平成24年分)は経常的経費が経常的収入を上まわっている(3)

過去10年分の鎌倉市の経常的収入と経常的経費の推移を見ると4年くらい前から 黄色の信号がともっていました。改善の努力が必要です。この事態の市民への説明も必要です。 必ずしも財政全般の危機意識が職員と市民の皆さんとの中で共有されているとは言えないと思います。 「財政構造の安定性」は悪化の一路をたどっています。あまり問題にならないのは、 個別案件の分析が総体として進んでいないか、分析しても問題提起がないか、問題提起を 軽視あるいは無視しているかのどれかだと思います。 全体として土地開発公社の土地の塩漬け問題、下水道事業と人口の推定、安易に土地を買収する こと、委託を進めて職員研修など職員の技量を高める努力をしてこなかったこと、 開発圧力に安易に金で対応し、条例的対応がきわめて微温的だったことなどが少し考えた だけでも思い浮かびます。

今年度決算(平成24年分)でも経常的経費が経常的収入を上まわっている(2)

表1は表2を要約した表です。 平成24年度の経常的収入は昨日の表の通り、442億7714万7000円。経常的経費は表1の通り、442億9341万8000円。 442億7714万7000円-442億9341万8000円=▲1627万1000円。 経常収支比率も95.9⇒97.6へ悪化。借金の臨時財政対策債を引いた経常収支比率は98.6⇒99.0へ悪化しています。 また、単年度の財政力指数は今年1をわり0.999でした。 メリハリをきかせ、アクセルを踏み込んだ行財政改革が現状では必要です。不人気の行財政改革の 断行は身を切られることになるから痛いです。 実質的な財政改革をやろうとすれば敵も多くなります。 総論賛成、各論反対になります。 ▼表1 ▼表2

今年度決算(平成24年分)でも経常的経費が経常的収入を上まわっている。

総務省へ報告の統計資料を見てみました。 平成24年度決算は平成22年度決算同様に経常的経費が経常的収入を上まわっている見たいです。 統計資料をまだ加工していませんが、経常的経費が経常的収入を1627万1000円ほど上まわっています。 下図は経常的収入の統計資料を加工したものです。経常的経費についてはまだ加工していません。 今日は雨が降らなければ、首塚まつりがあるようなので、供養に参加した後に 統計加工を試みるつもりですが、結果的には経常的経費が経常的収入を上まわっているのは間違いないようです。 しっかり、財政運営しないと鎌倉市は危うい。 やっぱり財政非常事態と思います。平成22年度が行財政改革元年と言っていましたが、改革の 踏み込みが浅く、体制が整っていないのではないか。理事者がしっかり襟を正さなければならない時、それは「今でしょ」 松尾市長も若い、若いと言っても、もうすでに助走期間の一期4年を終えようとしています。 心機一転、返り血を浴びても、がっちりやるのか、それとももうダメだといって新人が出るのか、鎌倉市の財政面 から考えてもリーダーはしっかりしたメッセージの発信が必要です。 このままでは鎌倉市の未来は危うい。