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鎌倉市議会議員 岡田かずのりの考えたこと

監査委員が意見書で指摘した指摘事項や改善提言など翌年の意見書に経過や是正結果など記載すべきです。

監査委員の職務権限は地方自治法第199条に 規定があり、同条10項で 「意見を提出することが出来る」とある。 毎年9月議会の決算等審査特別委員会 前に議会議員に配布されている「鎌倉市 各会計決算等審査意見書」には意見が付されている。 審査の結果に対して監査委員が提言など改善点について 意見を付しているが、現行はその改善提言に対して 追跡の結果報告が翌年の「意見書」にない。 国の機関の会計検査院は、「不当事項に係る是正措置の 状況」及び「処置済事項に係る処置の履行状況」に ついての検査の結果を平成19年度以降の決算検査報告 に掲記しています」と述べ、事務の合理化を積極的に 進めるとともに情報公開をしている。 私は鎌倉市も率先して国を見習い、このような 動きをし、以て事務等の合理化、情報の公開をすべき と考えます。 他市に例が見当たらないという消極的な動きではなく、 良いことは率先垂範して行うべきだと強く思っています。 次に参考までに会計検査院{.style34}が行っているページに クリックすれば飛べるようにしていますので、 緑字をクリックいただければ幸いです。

神奈川県内33市町村で唯一残っている鎌倉市の「わたり」、その変遷

H22年わたりの実態(PDFに格納) わたりの制度あり⇒横須賀市、鎌倉市、小田原市。 H23年わたりの実態(PDFに格納) わたりの制度あり⇒横須賀市、鎌倉市。制度を廃止したが経過的に実態が残ってい市⇒小田原市。 H24年わたりの実態(PDFに格納) わたりの制度あり⇒鎌倉市。制度を廃止したが経過的に実態が残っている市⇒小田原市、横須賀市。 H25年わたりの実態(PDFに格納) わたりの制度あり⇒鎌倉市。制度を廃止したが経過的に実態が残っている市⇒小田原市、横須賀市。 以上は、総務省の調査の結果ですが、ここまでいじましくも「わたり」を残している 鎌倉市の理事者と対応団体の「考え」について市民の立場から見ると おかしいと指摘せざるを得ません。今までにも何度となく同僚議員であった前飯野議員が指摘し、 また、私も「是正すべき」と言ってきましたが、是正されていないのは怠慢のそしりを免れない と思います。 理事者と団体の馴れ合いはきっぱりと切り捨て、メリハリのつけた交渉をすべきと考えます。 理事者は理事者で時間外勤務ではただ働きの実態を調査し、その実態があればすっきりとさせる べきだし、また、残業は目標を持って削減すべきと考えます。 この馴れ合い的な処置状態は鎌倉市民の怒りを買うに違いありません。ひ・ど・す・ぎ 税は公金という観点をお忘れなく。

「わたり」は制度的にも実質的にも廃止すべき制度

平成25年度の「わたり」について 「岡田りぽーと」2014年03月26日 No.5535にも掲載しましたが、 総務省発表の「わたり」についての平成25年4月1日現在の数は一般行政職のみの 「わたり」の数で25名いました。マイナス5名の分は自然退職などで数として 減員したものです。平成26年3月時点で134名の「わたり」該当者がいます。 「わたり」について昨日、総務省に電話で照会し、県内自治体にも 「わたり」解消について問い合わせすると同時に資料送付もいただきました。 総合して、鎌倉市役所にも問い合わせしたところ、次のようなことが 分かりました。 5級職の「わたり」について平成23年3月23日に組合と合意後、平成23年4月1日昇級分を実施後、4月2日から 準選考制度による5級への昇任を行わないで運用してきた。それに合わせてというよりも約1年後に 「一般職・技能労務職昇任取扱要綱」の要綱改正を平成24年3月2日から施行した。 但し、昇任取扱の改正要綱だけでは現職は今も残っているし制度改正が出来ていないので 総務省は制度として「わたり」が残っていると指摘している。 これは今現在、組合と交渉中だと思料されるが、しっかり是正してもらわなくては困る。 給与・定員等の調査結果等{.style34}⇒地方公務員給与実態調査結果概要<参考2>地方公務員給与の「わたり」の状況について 県内33市町村の中で鎌倉市1市のみにまだ「わたり」があるのはすごい。 ▼「神奈川県の概要」{.キャプション}から引用

鎌倉市、納税者の平均所得の推移

「鎌倉市の統計」(平成25年版)を見ました。昨年から統計図表に鎌倉市の普通会計決算について 性質別の歳出額を円グラフで掲載いただきまして感謝していますm(_ _)m。 目的別歳出とともに見ると「こうなっているのか」とうなづけます。 また、鎌倉市へ納税していただいている市民のみなさんの所得額の平均ですが、分かる表が掲載してあります。 19年間分が手元にあったのでグラフ化してみました。 例えば年収が700万円の人がいたとします。 給与所得者の所得税額計算のフローチャート(財務省){.style34}や鎌倉市の所得の種類{.style34} からも計算できますが、給与控除すると 700万円×90%-120万円=510万円が所得になります。 これに雑損控除や所得控除すると課税所得が出ます。ここから先は所得税の計算になりますが… 平均収入と平均所得は違いますので、間違うと変な誤解が生まれかねないと感じています。 まあ、それはそれとしていつも思うのが「平均」という名の誤魔化しです。これに引っかかると痛い目に遭うと 思っています。時間外労働を平均で見ると全く分かりません。だから、これは一つの目安くらいに受け止めて 見ていくしかありません。傾向的には一般的に給与所得者の所得は下がってきています。 農業関係者は頑張っている様子が分かります。天候の加減かどうか不明ですがアップダウンが 結構ありますが、傾向的には所得が上がってきています。鎌倉ブランドで頑張っているのかなと 思いますが、事実はどうか、そこまで即断できませんが… ▼「鎌倉市の統計」より作成

鎌倉市の国への依存度。自律する地方へGOが良い

昨年度、国から地方交付税交付金をもらう羽目に陥った鎌倉市。 国からお金をもらう地方が大半ですが、国も地方も借金が積み上がっています。 国からお金をもらえるから良いという感覚では、借金ジャブジャブ良いじゃないかと 聞こえてくるようです。地方も含めて多極分散型国土形成が必要です。 (参考:平成25年度 市町村別交付決定額

鎌倉市の基準財政収入額と基準財政需要額の推移

基準財政収入額を基準財政需要額が上まわれば、財政力指数が1を 切り、国から地方交付税交付金をいただくことになります。 普通、財政力指数は3年の平均ですが、単年度で1を切っても 交付税交付団体となります。 鎌倉市は昨年から交付団体になっています。地方財政の学習に 取りかかっていますが、 今年の地方財政計画で歳出面では通常収支分において地方財源不足額が10兆5938億円と 見込まれています(地方財政計画の通常収支分における歳入歳出規模は83兆3607億円)。 地方も国も全体として借金が積み上がっていて、 全体を見渡す中でしっかりした判断をしていかないと 鎌倉市も「いいわ、いいわ」ではすまされないと思います。 ▼鎌倉市の決算カードから作成