大船駅北口の再開発は2年遅れだが権利変換計画の認可が下り再開発は着実に進む。


▼神奈川新聞15面 2016年7月28日

大船駅北口

再開発完成20年度に

 東急不動産 建設費高騰で見直し

 東急不動産(東京都港区)は、横浜市鎌倉市にまた
がるJR大船駅の北ロ(笠間口)で行う再開発計画で、
横浜市から権利変換計画の認可を受けたと発表した。
同社を含む15者でつくる再開発組合は建設費高騰に伴
い、費用面を中心に計画見直しを進めていたといい、
完成は当初の2018年度から20年度にずれ込む見通
しとなった。
横浜市によると、再開発全体の総事業費は当初想
定の約250億円から約300億円に増加した。約1
・7㌶の敷地に高層マンションや商業施設のほか、駅
前広場(約5900平方㍍)や約1600台収容の
駐輪場を整備する事業計画=イメージ=については、
建物や広場などの規模に大きな変更はないとしてい
る。
高層マンションは地上5~21階(高さ約75㍍)部分
に入り、253戸が入る予定。3LDK中心の間取り
で、販売開始は18年3月を目指している。マンション
に併設する商業施設棟は、地下1階~地上4階部分に
店舗などが入居、5~8階部分を駐車場とする。マン
ション、商業施設棟とも17年初頭に着工、20年12月の
完成を見込む。
2階部分に設けるペデストリアンデッキで駅とマン
ション、商業施設を直結する。東急不動産担当者は「駅
徒歩1分の立地に商業施設付帯型のマンションを設け
ることで、入居者や近隣住民に高い利便性を提供した
い」と話している。
(鈴木 美帆子)
▼平成27年2月6日 横浜市都市整備局市街地整備推進課
の記者発表資料から