▼朝日新聞湘南版 神奈川37面 2015年3月16日(月) 転載

海の家営業短縮

鎌倉市が条例も

 市長、協議決裂で表明

海の家の営業ルールをめぐる鎌倉市と市海浜組合連
合会との話し合いが15日に行われた。海の家の営業時
間を「午後8時半まで」と求める市に対し、昨年同様
の「午後10時まで」を主張する組合側が譲らず、協議
は決裂した。松尾崇市長は「『規制の緩い鎌倉の海』
というイメージを払拭するためにも営業時間の短縮は
必須」として条例での規制も視野に対策を立てる方針
を示した。
松尾市長は「住民や警察関係者から営業時間の短
縮を求める声が根強い。隣の逗子市は午後6時半、藤
沢市は午後8時半までで、横並びにすることで風紀
の乱れを防ぐという観点からも短縮が必要」と主
張。組合側は「10時というのは長い歴史があって落ち
着いた時間。警備態勢強化を計画しており、今夏の状
況を共同で調査し、その結果を受けて決めるべきだ」
として合意に達しなかった。

▼神奈川新聞23面 2015年3月16日(月) 転載

鎌倉・海の家 営業ルール

市と組合交渉決裂

市長が条例規制検討表明

 鎌倉市内の3海水浴場の海の家の営業ルールをめぐ
り、市と市海浜組合連合会による2回目の直接協議
が15日、市役所で行われた。営業時間をめぐり両者
は折り合わず、交渉は決裂。松尾崇市長は条例によ
る規制を検討すると表明した。
海の家の営業時間は現在、条例などの規定はなく、
組合側の営業ルールに任されている。市は、昨夏まで
の治安・風紀の悪化を背景に、営業時間を午後8時半
までに短縮することを要望。これに対し組合側は、
現行の同10時までを維持すると主張していた。
この日の協議で松尾市長は、近隣住民や鎌倉署など
から短縮を求める声が出ていることに触れ、その必要
性を重ねて主張したが、組合側も譲らない姿勢をあら
ためて強調。協議は15分足らずで打ち切られた。
市は冒頭、ライブハウス営業は認めるという譲歩を
見せたが、交渉が決裂したことを受け、白紙に戻すと
した。
協議後、松尾市長は「昨夏までの状況を踏まえ、営
業時間を変更せず今夏を迎えることは非常に難しい。
その危機感を 共有できなかったことは残念だ」と述べ、
午後8時半での閉店を実現するため条例化などを検討
していくと明言した。
一方、由比が浜茶亭組合の増田元秀組合長も「われ
われの営業権を侵すものに対し屈するわけにはいかな
い。どんなことをしてでも戦っていく」と対抗姿勢を
示した。
海水浴場の規制をめぐっては、来場者に対し砂浜で
の飲酒などを禁止する条例改正案が4日、市議会の全
会一致で可決されている。
(遠藤 綾乃)

▼東京新聞 26面 2015年3月16日(月) 転載
鎌倉市「海の家営業時間短縮」

組合との協議決裂

 鎌倉市に三つある海水浴場の海の家の営業について、
時間短縮を求める鎌倉市と、反対する海の家側は
十五日、市役所で二回目の話し合いをした。溝は埋ま
らず、協議は決裂した。
松尾崇市長は冒頭「営業時間を午後八時半までとし
たい」とあらためて求めた。しかし、海の家を運営
する市海浜組合連合会の増田元秀代表は「現行の午後
十時は譲れない。これ以上、話し合いをしても仕方
がない」と反発した。
松尾市長は続いて「しかるべく対応する」と述べ
た。この対応を営業時間を定める条例改正と受け止め
た増田代表は「徹底的に反対する」と応酬、双方とも
に話し合いを打ち切った。
松尾市長は直後の記者団の質問に「条例化をめざ
す」と、手続きに入る考えを表明した。
市議会で「海水浴場のマナーアップ条例」の改正案
を審議した今月四日、一部の議員から提出された「営
業時間午後八時半まで」を盛り込む修正動議は否決さ
れており、条例化の行方は分からない。(草間俊介)