混同、混乱、ミスリード
民主党が政権交代を行った後、統一自治体選挙や参議院選挙でも
時の政権運営が思わしくないとの理由で負けが続いていました。
今度の衆院選挙では大惨敗をきしました。
原発の事後処理と約束もしない消費税増税などが原因と思っています。
その上、党内の統治能力のなさも露呈しました。
筋肉質になったとの論もありますが、骨と皮と筋になったとの論もあります。
骨皮筋が正しいととらえています。
小選挙区制で筋肉質とは笑止千万で多数派を形成するにはあんパンで言えば
あんこの部分で皮をとって多数派は形成できないことはおわかりいただけると思います。
従って意見が違うから追い出すとか、出ていくとかの行為は誤りです。
違いは違いとして議論し多数の意見に与していくことがどんなに屈辱的でも
従うのが党内の民主主義です。少数派は多数派になるように努力していくしか手はありません。
また、国政と県政と市町村政治は背負って立つフィルドが違うだけで
国政だからえらいとか、えらくないとかは別次元の話です。また、国政は県政や市政よりも
選挙においてお金がかかるのはその範囲が広いから当然と言えば当然です。
しかし、政党助成金は国会議員助成金ではないので、その使い道は厳正にするのが
当たり前で、それが時に正しく運用されていなかったことが問題なのです。
そういう意味では、民主主義と言うよりは個人主義がはびこっている
現状のあり方こそが問題と思います。
国政が地方選に影響がないとは言いませんが、国政が総てを決めている
とは思いませんし、事実そうなっていないので、いつも勝ち馬に乗る態度では
政治はちっともよくならないと思います。
筋を通してこそ、その人の真価が分かると思います。
言葉も必要ですが、その人の態度や地域でのあり方や地方議会での
一挙手一投足をきちんと見ることが本来的には必要なことと思います。
でなければ、その時の雰囲気に流される政治が横行するだけで、
政治は進化していかないと思っています。
私は民主党の大惨敗は民主党のよって立つ、生活者政治の原点がぶれたから
ととらえています。