今年度決算(平成24年分)は経常的経費が経常的収入を上まわっている(3)


過去10年分の鎌倉市の経常的収入と経常的経費の推移を見ると4年くらい前から
黄色の信号がともっていました。改善の努力が必要です。この事態の市民への説明も必要です。
必ずしも財政全般の危機意識が職員と市民の皆さんとの中で共有されているとは言えないと思います。
「財政構造の安定性」は悪化の一路をたどっています。あまり問題にならないのは、
個別案件の分析が総体として進んでいないか、分析しても問題提起がないか、問題提起を
軽視あるいは無視しているかのどれかだと思います。
全体として土地開発公社の土地の塩漬け問題、下水道事業と人口の推定、安易に土地を買収する
こと、委託を進めて職員研修など職員の技量を高める努力をしてこなかったこと、
開発圧力に安易に金で対応し、条例的対応がきわめて微温的だったことなどが少し考えた
だけでも思い浮かびます。