郡山市役所で原子力災害時における対応を学ぶ


三浦半島地域連合に所属する鎌倉・逗子・横須賀市議会及び葉山町議会並びに神奈川県議会
所属の各議員が昨日から一泊二日で3・11の災害にどのように対応したか、日産のいわき工場(29日)と
郡山市役所で説明を受けました。京浜急行汐入駅前発、7時35分のマイクロバスでの行程でした。
今日の12時過ぎに郡山市役所の近くにある郡山市子ども総合支援センターの太陽光を電源とする
放射線量測定器(モニタリングポスト)とポリマスターとの空間線量測定値の差異は
どれくらいか調べてみました。
モニタリングポストは0.337μSv/hでポリマスターの数値は0.35μSv/hでした。
環境省基準値は0.23μSv/hですから、これより上回っていました。
▼郡山市役所近くのモニタリングポストとポリマスターの測定数値 2012年10月30日12時16分撮影 
郡山市子ども総合支援センターそばのモニタリングポスト{.style34}

▼福島県放射能測定マップ(郡山市子ども総合支援センターそばのモニタリングポスト)から作成。

郡山市原子力災害対策直轄室より配付の資料から

■資料1{.style39}(説明いただいた資料の主なもの)クリックすればダウンロード出来るようになっています。

3月11日の東日本大震災以降の3月14日15日における郡山市の放射線量測定器は合同庁舎の3階に
設置していて福島市の測定器の位置と違っていた。3月24日に3階から1階へ測定場所を移動した。
そうしたら図でも分かるように福島市とあまり変わらない線量値が出た。
これによって国からの支援体制が当初基準値を基準にしていてつらいとの言葉も出ました。
また、食品検査では米は国基準値100ベクレルだが郡山市は10ベクレルを
基準値としている。また、主要産品も10ベクレルで別に測定し、保育園など
は給食前に一食丸ごと検査し、10ベクレル以上出れば食べる前にレトルト食品などに切り替える、
測定時間は30分で出来るとの説明がありました。
鎌倉市では単品の測定で1食丸ごとの測定はやっていません。
また、郡山市では除染作業は同意がなければやらないとのことでした。
災害発生時は情報が途絶え、TVからの情報のみであったと報告がありました。
今は全町内会長・自治会長宅へFAX通信できるようになっているとのことでした。
また。放射線量分布図作成では市内を2kmメッシュで、市街地を1kmメッシュで
切り、除染対策に生かしている、放射性物質は3月15日に南と北から2方向からやってきていて、
従来の説明とは違う方向からもやってきたことが分かってきていると説明がありました。