1999/06/12~07/03


7月3日(土)1999 No.282  晴
■鎌倉市の大気のダイオキシン濃度■

神奈川新聞7月3日報道記事




7月3日(土)1999 No.281  晴  ** ■大船駅周辺地区のまちづくりに関する決議■**

 

6月30日 鎌倉市議会6月議会の 最終日に本会議で議員総員で決議 が可決されました。 これは議案として議会運営委員会 で取り上げられ追加の議案となった もので、議案第24号です。 松竹大船撮影所とシネマワールド跡地の 面積は合計約5万5000㎡で 松竹は99年2月の決算で43億5000 万円の赤字を出し用地売却は必死と いう。これまで3回ほど鎌倉女子大は 松竹と話し合いをもったが今後は10日 に1回の割で交渉するという。学校側 は平成13年には大学と短大を移転、 開校したいという。全敷地買収を 前提に「撮影所跡地としての記念館を 設けたい」としている。ただ、まだ社内には 全面売却の反対論が残っているともいわれる。  鎌倉市の方針も既に出ていて文化とレクリエーションの ゾーンと位置づけまちづくりを急いでいる。 市議会もその「着実な実施に向け積極的に 取り組むよう求める」として決議を出した。  私は6月議会の一般質問でこの地が有効に活用され、 大船が鎌倉の玄関口にふさわしいまち づくりへとその建設が急がれることを指摘するとともに、 大船駅周辺まちづくりに対する 事業費が1年でたった120万円とは桁が違うのではと 指摘し改善を求めました。  また、その他にも大東橋周辺地区のまちづくり、 大船南部地区、大船駅西口の整備促進など についても質問いたしました。「岡田りぽーと」で お知らせするとともに詳細については 後日インターネットでお知らせの予定です。


7月2日(金)1999 No.280  晴  ■全力でダイオキシンの総合的対策を■

毎日新聞6月25日の朝刊   長山淳哉さんは九大医療技術短大の助教授。 カネミ油症の原因物資は当時カネミのライスオイルに含まれる カネクロールというPCBということでした。1968年のこと でした。その後の研究で本当の原因物質はダイベンゾフラン、 コプラナーPCBというダイオキシン類であると判明しました。 その原因物質の特定に係わった人です。『しのびよる ダイオキシン汚染』という本を1994年に出版しています。昨年10 月に『母胎汚染と胎児・乳児』という本を出しました。この道の 権威の一人です。読むに値する本です。


7月1日(木)1999 No.279  晴  ■第1回観光厚生常任委開かれる■  昨日、第1回観光厚生常任委員会が開かれ、委員長と副委員長が選任された後に 観光厚生常任委員会で協議し選出する4つの委員会の新たな委員を協議の上、 決定しました。 鎌倉市消費者保護委員会は前回の委員がそのまま。鎌倉市民生委員推薦会は私に かわって小田嶋議員が選任され、鎌倉市国民健康保険運営協議会委員は前田議員の かわりに渋谷議員が、被保険者代表委員に選任され、同様に公益代表に野村議員に 代わって福岡議員が選任されました。また、社会福祉協議会では評議員が私に代わっ て渋谷議員が吉岡議員から小田嶋議員に代わりました。その他のメンバーは そのままです。また、社協の理事は白倉議員に代わって私がなりました。  観光厚生常任委員長が自動的に参画する諮問機関等委員会は、次の通りです。  鎌倉市防災会議  鎌倉市勤労者福祉共済運営協議会  鎌倉市勤労福祉会館運営審議会  鎌倉市保健医療対策審議会   鎌倉市障害者福祉対策研究会  鎌倉市教養センター運営委員会  鎌倉市生活環境整備審議会  鎌倉市終末処理場放流水影響調査対策協議会  鎌倉市青少年問題協議会  鎌倉市介護保険事業計画等策定委員会  新かまくら女性プラン策定会議  があります。  従って合計11+2=13の委員会などに出席、参画するようになります。  まだ一度も出席していないのですが障害者問題には力を入れていきたいと考えていま す。また委員会視察もありますので副委員長の前田さんや委員会の議員のみなさんと 相談しながらごみ問題などに力を入れていきたいなと考えています。  さらに介護保険のこともありますので安かろう悪かろうにならない権利としての福祉 に力を入れていきたいと考えます。  一期3年目にしての観光厚生常任委員会委員長の就任で、この1年全力で頑張りたい と考えています。諸先輩方に恥じないよう、そして新たな頁が作れるよう頑張っていく 覚悟です。みなさんのご意見やご叱正を受け付けています。よろしくお願いいたします。


7月1日(木)1999 No.278  晴  ■6/30で6月議会終了 6月議会の報告■  陳情第6号 鎌倉市一般廃棄物最終処分場問題に関し緊急必要な対策を求めることに ついての陳情については観光厚生常任委員会委員長報告は3対3で委員長裁決で採択。 この委員長報告に対して多数挙手で採択。  議員提案での鎌倉市一般廃棄物処理施設基金の設置及び管理に対する条例の制定に ついては反対討論が渋谷(社民)前田(ネット)吉岡(共産)伊藤(無所属)の各議員 から行われました。平成12年1月1日から施行の議案は同志会、市政クラブ、公明、清新、 無所属議員も加わっての賛成多数で可決しました。私はごみ問題については議会も行政も 市民もともに悩みつつも汗を流して解決して行くべき問題として、またごみ問題に対す る議会の意気込みを示すという意味からも、さらに行政課題としても、市民の解決す べき課題としてもトップクラスの課題として考え、さらに鎌倉議会初の議員立法という 意味からも賛成にまわりました。意義は極めて深いものがあると考えています。  聴覚障害者の社会参加を制限する欠格条項の早期改正に関する意見書の提出について は議会全員の賛成で可決しました。障害者にたいする差別条項の撤廃は永続的に解決して 行くべき事柄でその基礎的基盤の確立は社会進歩のバロメーターであると考えています。  (仮称)山崎地区温水プールの効率的な事業手法に検討と早期建設を求めることに関 する鎌倉市議会決議については私を含む市政クラブ全員の賛成で議会で多数挙手となり 可決しました。  「地方分権一括法案」に対する慎重審議を求める意見書も多数挙手で可決。私も賛成 しました。  大船駅周辺地区のまちづくりに関する鎌倉市議会決議は議員全員の挙手で可決。 今後の大船駅周辺地区のまちづくりへ拍車がかかります。大船玉縄議員団は先日役員改選 があり、今度団長に私が就任し副団長に共産党の大物議員の清水さんがつきました。  また議長、副議長、会計監査の選挙がありました。役員選考委員会では当初案が崩れ、 最終案が全会一致を見ず議会での投票ということになりました。  投票結果は 議長候補 嶋村議員(鎌倉同志会)  17票              酒井議員(社民・市民会議)7票  白紙5票 嶋村議員の議長確定。       副議長候補 野島議員(公明党)    20票                          白紙9票  野島議員の副議長確定。 会計監査は 市長提案で 大木議員(清新会)29票 確定。 鎌倉市議会議員全員の票をもらえるなんて人徳の現れとはロビーの評でした。  以下各常任委員会の長は議長の指名で行われ、各委員了承の下に委員長が選任され、 委員長指名のもとに各委員了承で副委員長が確定しました。 総務常任委員会 委員長 前野議員(市政クラブ)副委員長 山下議員(ネット) 文教常任委員会 委員長 児島議員(共産党)  副委員長 高橋議員(鎌倉同志会) 観光厚生常任委員会 委員長 私(市政クラブ) 副委員長 前田議員(ネット) 建設常任委員会 委員長 赤松議員(共産党)  副委員長 伊東議員(鎌倉同志会) 議会運営委員会 委員長 白倉議員(鎌倉同志会)副委員長 福岡議員(公明党) 議会報編集委員会 委員長 藤田議員(公明党) 副委員長 私   (市政クラブ) ★観光厚生常任委員会メンバーは共産党の小田嶋議員が加わり2名となり、従って 7名から8名になりました。メンバーは次の通り。 白倉議員(鎌倉同志会)吉岡議員 小田嶋議員(共産党)福岡議員(公明党) 前田議員(ネット)渋谷議員(社・市民会議)野村議員(清新会) 岡田議員(市政クラブ)


6月28日(月)1999 No.277   ■海開きの式典、団会議、役員選考委員会■  役員選考では調整がかなりのスピードで行われているようで人事は結論が出そうです。 議会と行政の接点が議長で、いわゆる多数派形成が行われれば一年それで行くという ことになるか、はたまた途中でお化けが出るか、その時々の気がどこに流れるかで 結論がつくと思います。自共共闘が久しく続いていますが、鎌倉は他と違って特色のある まちだとつくづく感じます。今までの気の流れと新しい気の流れ、地域的な気の流れの 違いなどあって過渡期だと感じます。  国会などでは新人も頑張っている様子があり、私たちも新しい秩序を形成するために 地域から踏ん張ろうと思っています。  議会活動では生活者政治、市民政治の実現へスピードをあげていきたいと思います。 6月議会が終われば2月からの予算のどたばた劇の詳報を発行予定です。  詳細はインターネットに書き込んでおり、本筋はこれ以上のものは出ませんが 大骨をまとめてすっきりしたものを発行したいと考えています。  また、大船の松竹跡地は鎌倉女子大学へ市の仲介で売却が考えられているようですが まだ確定ではないようです。代ゼミが2館あり鎌倉の玄関口として若者が集う街になれば それこそテンポのいい気が張りつめ、旧鎌倉と趣の違った街がつくられるようになると 考えます。大船の松竹が生んだ映画文化を継承しながら街のありようも変わりそうです。  街の中に潤いが求められています。かわいた空気や尖った空気を丸くする工夫がまち づくりのなかにも求められています。  21世紀はすぐそこに来ています。文化的哲学的にはこの100年を考えるということ ですね。戦争と革命の時代から地球市民への時代が大骨だと考えています。 多民族、異種業、いがみ合いから融合、共生、共働の時代と直感デス。  日本はアジアと一番仲良しになるのがよいと考えます。先端技術の移転や協力、まだまだ 困難ですがウイルスの撲滅へ世界をあげて頑張らなければならない時代になっています。 人口爆発と食糧難、現代のペスト、AIDSの克服が課題です。また地球環境の保全も大きな 課題となっています。環境、共生、地球市民と縛れそうな感じです。  7月は知的充電期間にします。


6月27日(日)1999 No.276  雨のち曇り ●サッポロのエビスとサントリーのモルツ、キリンのビール職人は   麦芽100%で安全だが キリンのラガーや一番絞りやビール工場やアサヒのスーパードライ、 サッポロの黒ラベルは避けた方がいい●  一般にビールにはコーンとスターチが入っている。コーンは胚芽を除いて砕いた トウモロコシ。スターチはトウモロコシ・デンプン。これらの原料となるトウモロコシ はほとんどがアメリカ産で遺伝子組み替えトウモロコシが混じっている。厚生省が96年9月に 安全と判断したので97年には約13%に増加。EUは遺伝子組み替え食品について 表示を明確にしろといってアメリカと喧嘩している。つい最近も遺伝子組み替え トウモロコシの花粉が周辺の蝶を絶滅に追いやっていると発表されたばかり。 オーストリア政府はチバガイギー社が開発した遺伝子組み替えトウモロコシの輸入を 危険が高いといって禁止したという。遺伝子組み替えトウモロコシには バチルス・チューリンゲンシス(BT菌)という細菌の遺伝子が組み込まれ、 この遺伝子の働きで殺虫毒素がつくられるという。壮大な実験が私たちの身体で 行われているというわけです。まったく何を考えてるんだか????? 今度から私も一番絞りなど喜んで飲んでいましたが、飲まないことにしました。 『買ってはいけない』本は役に立ってます。


6月26日(土)1999 No.275  曇 ●大船でも藤沢でも売り切れのすごい本 7軒まわっても 買えなかった『買ってはいけない』週間金曜日別冊●  執筆者署名入りで67社登場の商品を実名でなで切り。ヤマザキクリームパンから ニセだしの素 ほんだし 遺伝子組み替え推進企業がつくるキリンラガービール、 薬事法違反の催眠化粧品商法のドモホルンリンクル、正露丸など文字にするのも はばかられそうな商品がずらり。いやあー久しぶりに頭をかち割られそうな本です。 私は友達に借りて読んでいます。ついでに借りた本が『環境ホルモンのしくみ』、 今日はボーナス後でしょうか、買い物客が多かった一日でした。


6月26日(土)1999 No.274  曇 ●市民便利帳インデックスを有り難う 地域情報推進課のみなさん●  鎌倉市のホームページ表紙の左隅に「市民便利帳インデックス」がついているのを 偶然見つけました。前に私が鎌倉市の行政情報の検索がやっかいで市民にとって なかなか取っ付きにくいと考えられるので改善をお願いしておいたものですが やっと出来ましたネ。心からお礼申し上げます。今後は各課における情報の充実が 求められるようになると思います。とても引きやすく、またいろんな課によって 情報の公開度?が違うと感じています。今後、情報が充実していくことを期待して みさせていただきます。ヤッター。  有り難うございました。お辞儀しながらお礼申しあげます。


6月26日(土)1999 No.273  曇 ●ホームページビルダーでJustNetのサーバーへ送ったが●  今まで秀丸というテキストエディタで書き込みネットスケープにリンクさせて確認しFTPで JustNetのサーバーに情報を送ってホームページに書き込みをしていましたが、今日 やっとホームページビルダーで直接JustNetのサーバーへ書き込みをしました。今まで何度やっても 駄目でしたが、やっと念願がかないました。でも今までの情報形式がビルダーであけてみ ると異なるので、全てやり直しの作業が必要みたいで、考え込んでいます。 写真など簡単に乗せることが出来るのでビルダーを使おうと思っているのですが、もう 少し学習が必要みたいです。マイクロソフトのワードでも出来るのですが、背景のクリーム色がとれた り、私も少々へそが曲がっているので素直にワードを使う気になれません。使ってもいいの でしょうが、あまり一般的すぎてというか商法が強引なのが気に入らないのです。そうい うことでネットスケープを使ったりしています。パソコンを立ち上げるときにマイクロソフトの旗が たなびいているのを見せつけられると何か割り切れない気になるこのごろです。  みんな違ってみんな良い共生社会の実現へ頑張りたいと思っています。


6月25日(金)1999 No.271  小雨 ●歓迎 市ごみ処理施策検討委員会設置へ●    鎌倉市が本格的に関係各課15課にまたがる体制で、今後解決すべき 課題を考え対応策を練り実行していく委員会を設置したことは歓迎すべき話題の1つ と言えると考えます。企画部や都市部、資源再生部などが全力で今後の鎌倉市のごみ 行政をどう解決していくのか期待しています。  課題の一つは世界と日本、地域の動向を見据え積極策を理論的に構築すること。 二つ目に課題の解決に向けて先進事例を研究し、時代の批判に耐えるだけでなく 課題を積極的に解決していくいわば先進モデルを作り上げることだと考えます。 今までの負の処理だけに負われるようでは積極的とは言えません。地域から先進モデルを 発信していくような解決を望んでいます。そのためには私も汗を十分流したいと 考えます。いずれにしろ今後に大いに期待します。  ためにする議論ではなく積極的な動きが各面にわたって必要だと考えます。 ごみ行政にイデオロギーはいりません。ともに市民が胸を張れるよう頑張りましょう。 銭銭ヒッヒッではなく是々非々の態度でごみ行政に望んでいきたいと考えます。 以上私はごみにかける基本的態度を表明しておきます。ここでいう是々非々とは 観念的イデオロギーを廃して生活実感から立ち上がってくる市民的課題の解決に向けて あくまでも市民の立場から諸問題を解決していこうとする立場で鎌倉市の全体性を 考えての動きのことです。司馬遼太郎さんが赤子の目でといいましたが大体において 同じです。  市民のために行政と共に苦労する議員になりたいと思います。  今後の行財政改革では血が出るような苦労が待っています。改革の嵐がついに 市役所まで来ました。いってみれば嵐の前の静けさが今日この頃?ですか。


6月24日(木)1999 No.271  曇 ●飛灰管理と廃プラスチックの分別を前向きに●  ●本会議での一般質問の確認の意味で飛灰の管理処分を原局はどう考えているか 正しました。クリーンセンターからでる飛灰の管理処分については「前向きに検討する」 また、廃プラスチックの分別についても「前向きに検討する」という原局の答弁を頂き 鎌倉市民のために一歩前進したと喜んでいます。心からお礼申し上げます。  またクリーンセンターで働く人たちについても健康管理面で善処していただけるよう でこれまた一歩前進で心からお礼申し上げます。行政のみなさんに苦労をおかけすると 思いますが、本当に有り難いと感じています。しかしダイオキシン問題の解決は、まだ まだ途上です。今後とも「よろしくお願いします」 ★ダイオキシン類の測定結果 【名越クリーンセンター分】          平成5年度  平成8年度    平成9年度   平成10年度        一号炉 二号炉 一号炉 二号炉 一号炉 二号炉 一号炉 二号炉  排ガス(ng/m3N) 6.8   10  9.6   20  5.9   18   14   24 EP灰 (ng/g)    11       18       6.0      10 焼却灰(ng/g)   0.00   0.015   0.0075   0.027 【今泉クリーンセンター分】          平成5年度  平成8年度    平成9年度   平成10年度        一号炉 二号炉 一号炉 二号炉 一号炉 二号炉 一号炉 二号炉  排ガス(ng/m3N) 5.5  39  11.0 13 15.0 9.6 11 13 EP灰 (ng/g)    16.0 12 29 2.6 焼却灰(ng/g)   0.00 0.054 0.039 0.069 【関谷最終処分場】 平成9年度 平成10年度 混合灰(ng/g) 0.44    1.6 保有水(ng/g)   0.0026 0.0056 (6号地集水タンク) また、地下水は0.000051ng/gで0.051pg/gです。  以上『かまくら環境白書』と昨日の観光厚生常任委員会へ提出された資料から 報告します。


6月24日(木)1999 No.270  曇 ●23日、10時から22時過ぎまで観光厚生常任委員会●    当日、次のような審査日程が配布され、ほぼそれに沿って質疑、意見など出され、 一定の結論が出されました。結論についても書き込みました。  介護保険関係に時間をさいて議論がなされ、さらにごみ問題についてはそれ以上の 時間を割いて議論がなされました。 ■市民活動部関係  1.報告事項   (1)新かまくら女性プラン策定会議の設置について⇒了承   (2)平成11年度海水浴場の開設について⇒了承   (3)平成10年度第2回市営平塚競輪の開催結果について⇒了承   (4)鎌倉市地域振興券交付事業の進捗状況について⇒了承   (5)平成10年度腰越漁港改修基本計画等調査委託の報告について⇒了承  2.陳情第3号「食料・農業・農村基本法及び関連施策の制定に向けた意見書」の         採択についての陳情⇒委員会結論は「継続」 ■保健福祉部関係  3.報告事項   (1)介護保険の準備状況について ⇒了承  4.議案第12号鎌倉市介護認定審査会の委員の定数等に関する条例の制定について ⇒総員賛成  5.議案第15号平成11年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)のうち保健福祉部    所管部分⇒総員賛成  6.報告事項   (1)老人保健施設整備の進捗状況について⇒了承   (2)国民健康保険料の賦課料率及び軽減判定基準額について⇒了承   (3)特別養護老人ホーム等の整備計画のその後について⇒了承  7.請願第1号聴覚障害者の社会参加を制限する欠格事項の早期改正を求めること    についての請願⇒結論は総員の賛成  8.陳情第4号 あんしんして、よりよい介護が保障される介護保険制度についての          陳情⇒継続 ■資源再生部関係  9.報告事項   (1)資源集団回収に係わる行政財産の目的外使用について⇒聞き置く   (2)植木剪定材堆肥化事業所の臭気対策について⇒了承   (3)土曜日・日曜日における許可業者による粗大ごみ等の収集について⇒了承   (4)ごみ処理施策検討委員会の設置について⇒了承   (5)最終処分場周辺の観測井戸の設置について⇒聞き置く   (6)最終処分場及び周辺の水質検査の結果について⇒了承   (7)最終処分場の浸出水料の推計に関する中間報告について⇒了承   (8)ダイオキシン類の測定結果について⇒了承  10.議案第16号鎌倉市一般廃棄物処理施設建設基金の設置及び管理に関する条例の   制定について⇒3対3で委員長裁決で可決。反対は渋谷議員、前田議員、吉岡議員。   賛成は私、福岡議員、野村議員、委員長は白倉議員。    本会議で再度可否を決することになります。基金の中には新処分場の土地代や    平成14年に改修予定の名越クリーンセンターの分は入りません。    事実上、新設炉関係の基金になる予定です。また、広域化を考えるならその時点    での条例の変更が必要です。現時点ではそれにも柔軟対応の予定とのことでした。    いずれにしろ議員提案の委員会での条例可決は鎌倉ではこれが最初のものです。  11.陳情第6号鎌倉市一般廃棄物最終処分場問題に関し必要緊急な対策を    求めることについての陳情⇒多数賛成。反対は渋谷議員。賛成は、    私、前田議員、福岡議員、野村議員、吉岡議員。  12.ごみ問題に対する委員会等の設置について⇒各派持ち帰り  13.継続審査案件⇒了承  以上のようでした。


6月22日(火)1999 No.269  曇 ●ダイオキシン類の耐容一日摂取量4pgピコ㌘へ●  環境庁と厚生省は合同専門家会議で21日にダイオキシン類の耐容一日摂取量 の量を従来の10pgから4pgへとする報告書をまとめました。  毎日新聞社説(6/22)では「人の健康に直接関わることなのに行政的、政治的 判断を優先させるようでは、今後のダイオキシン対策に決していい影響を与えな い。不明瞭な決定過程だが、新たな値でも厳しい対応を迫られる」とし「母乳中の 濃度基準を設けるとともに、希望者がいつでも無料で(母乳中の)ダイオキシン濃度 を調べられるようにすべき」と提言している。  WHOは「4pgピコグラム前後の摂取量でも、微妙な影響が先進国 の一部の住民の間に起こっているかもしれない」とし「5年をめどにTDIを再検討す る方針」という。ということは、もっと厳しくなるということです。これは頭の隅に 入れて置かねばならない重要な情報です。「体裁を繕うだけの逃げの姿勢では、国民 の信頼は得られない」今後もきちんとした監視と実効性のある提言が必要 です。ダイオキシンから逃げずに正面からぶっつかってきちんと押さえ込む姿勢が 必要です。●TDI=ダイオキシン類の耐容一日摂取量のことです。 1pgピコグラム(500×200×10mに目薬1ccほど、重さに直すと1pgは1兆分の1g) 1ngナノグラムは、その1000倍です。例えば1ナノグラムは1000ピコグラムです。  また国連環境計画は報告書を発表し「世界の中で突出して深刻な日本のダイオキ シン汚染を浮き彫りにし」「世界各国は1997年に、ダイオキシンなどの有害な化学物 質の排出を削減するための拘束力を持つ条約を2000年末までにまとめることに同意 している。有害化学物質の汚染が一国にとどまらず、地球規模の環境問題になって いるとの認識からだ。ダイオキシンの削減は日本にとって国際的な責任でもある」 と神奈川新聞は報じています。


6月21日(月)1999 No.268  曇 ●一般質問が市議会で行われています●   ごみ問題から一般質問が始まります。  ごみ半減計画では計画的にごみを半減していく場合に予算的措置がしていないと いう小田嶋議員の切り込みがあり、市長答弁でごみ半減へ向けて進行管理しながら 予算措置をしていくという答弁がありました。また、教育問題では伊藤議員が、 競輪事業の赤字問題では大木議員が、高齢者福祉や子育て支援については 仙田議員が、市長の政治姿勢については前野議員が質問しました。 これで全て、一般質問は終了しました。  また、議会の役員選考委員会の第1回会合がもたれました。 ■鎌倉同志会 本田達也 ■日本共産党 吉岡和江 ■市政クラブ 岡田和則 ■公明党   藤田紀子 ■ネットワーク・鎌倉仙田みどり ■社会民主・市民会議 渋谷広美 ■清新会   野村修平  以上の7名で、委員長は互選で本田達也議員が選出されました。 議長・副議長・監査については今まで○○期以上のものが選出という申し合わせが ありましたが、原則的に今回は撤廃しました。しかし常識的な線で選んでいくと いう申し合わせを行いました。  私はある意味では議会改革で画期的な線が出つつあると感じています。 改革は全ての面で行わなければならないし、続行すべきだと感じています。


6月20日(日)1999 No.267  曇時々雨 ●18日 一般質問経過報告●  6月議会では「大船駅周辺地区のまちづくり」と「鎌倉市のごみ行政」について 質問しました。メインは「ごみ行政」ということで望んだのでしたが、「大船駅周辺 地区のまちづくり」で思った以上に時間がかかったので、後半部分については 時間を気にしながら(所要時間が長ければその費用分の税金がかかるという意味 で)の質問になり、1/3ほど割愛しました。別の機会に残りの部分をもう一度 やるつもりです。割愛が良かったのか悪かったのかは吟味したいと思っています。  さて、大船駅周辺地区のまちづくりでは「大船駅周辺整備担当」が所轄する 仕事は駅周辺の大東橋や芸術館周辺地区、松竹シネマワールドの跡地利用、南部 地区のまちづくりなどの仕事を主にやってますが、予算が120万円で3人の職員が 担当しているということで、仕事の予算の桁が一つ違うのではという質問をしま した。まちづくりに悪い影響が出ないように要望しておきました。その他、西口 問題についてもその後の経過やミニバスを城廻などに通す計画など質問しました。 お金がないので、これからのまちづくりではPFIを活用して、横浜側に後れを とらないよう要望しておきました。鎌倉の玄関は早期に綺麗にすることが望まれて いるんですよ。住民が協力するところですらお金がないのででは、もうなにおか いわんやの心境です。大船や玉縄の住民の心を感じての行政遂行が必要です。  ごみ行政ではダイオキシンに対する温度管理、燃焼管理や電気集塵機入り口 前の温度管理はギリギリの所でやっているのは分かるが、まだダイオキシンは県下 87炉の炉がある内、名越クリーンセンターの2号炉からでるダイオキシン濃度は ワーストテンに入っているので、これについてはプラスチック類の分別、飛灰の分離 管理を最終処分場の問題もあるので要望しました。来年から容器包装リサイクル法 も完全実施されるので可能との読みでいったのですが、拒否されました。私は、 今後の対応から考えると実施するのが市民のためにも資源再生部のためにもなるとの 考えからやったのですが、大変残念で大きな問題を今後に残したと考えています。  どうせ焼却灰、この場合混合灰を溶融固化していくからと思っているのでしょうが その慢心がいただけません。資源再生部がこのような態度でいいのでしょうか。 メリハリつけた対応が真剣に望まれています。 こんな態度では一件落着は遠のいたと考えています。 今議会では観光厚生常任委員会があり、その場でミッチリやらせていただきます。  以上感想も交えて市民のみなさんと行政のみなさんにご報告申し上げます。


6月16日(水)1999 No.266  晴 ●昨日 本会議で今年度予算可決●  今年度予算に対する3度目の態度を市政クラブとしてまとまって行いました。 原案可決の態度でした。本会議では共産党を除く全員の賛成で原案可決と なりました。 原案の賛否に先立って市政クラブとして賛成の討論に参加しました。 いささか緊張気味でした。全文を次に掲載します。  私は市政クラブを代表してただいまの平成11年度鎌倉市一般会計予算特別委員会 委員長報告に対し討論に参加いたします。 委員長報告は議案第4号 平成11年度鎌倉市一般会計予算について可決の結論 であり、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。 はじめに平成11年度鎌倉市一般会計予算は2度の議長裁決により否決となり、 今回が3度目の上程であります。今までに緑地保全基金の積み立て、焼却灰の 溶融固化の実験と試行予算の付加、そして税収が減少し財政厳しい折から山崎地区 屋内温水プールの予算計上の見合わせについて民間活力の導入など各種の手法の 検討により市民要望の高い山崎屋内温水プールの建設を早期に実現することが もりこまれたものと認識しています。このことは行政と議会が手を取り合っての 予算実現に汗を流した結果だと考えており、改めて、ここに関係各位のご努力に 感謝申し上げるものであります。 今回の予算編成は527億6840万円で歳入において前年度当初予算に比べ7.1%減少 という極めて厳しい財政環境の中で予算編成されました。また第3次総合計画実施 計画事業全体の見直しも行われ「かまくら行財政プラン」の中でも示されている ように今後は大きな行財政改革を強く求めたいと考えます。そうした厳しい財政 環境の中ですから今まで以上に政策の優先順位や行財政改革に注意を注ぎ生活者 優先の市政へと努力していく必要があると考えます。 さて平成11年度一般会計予算では第1に「福祉施策の充実」が求められ、十分とは 言えないまでも民生費は昨年度に比較して伸び率が5.2%でかなり努力された予算 と評価するものであります。福祉の面では今年10月から介護認定が行われ来年4月 から実施の予定で市民が不安のないような事業システムの構築が図られるよう この際強く要望しておきます。 第2は環境行政、中でもごみ行政であります。ダイオキシン対策や一般廃棄物処分場 問題、自区内処理の問題、容器包装リサイクル法の来年からの実施、再来年からは 家電リサイクル法が実施されます。さながらごみ戦争の様相を呈しています。 その中でもダイオキシン対策は重要であり、市長が焼却灰を溶融固化していく 実験・試行予算を決断されたことは国の法的整備の先を行くものと高く評価する ものであります。 第3に緑基金の問題であります。緑地基金は5月14日現在56億6千2百3万7千円ありま すが、予算委員会での質疑を踏まえて基金に5000万円上積みされたことは十分で あるとはいえないと思いますが議会の意向を踏まえた結果として緑地保全に立ち 上がっている市民を勇気づけるもので評価するものであります。 第4に温水プール建設に当たっての効率的現実的手法の検討に踏み切った決断で あります。今後は早期建設に向けて素早い対応が望まれ、早期の建設に向けて 努力されるようこの際強く要望しておきます。 第5に教育問題であります。先日もセンセーショナルな見出しで玉縄小学校3年生のクラスで 問題があるとの記事が報道されていました。先生、生徒、家庭、地域、情報環境など が相まって教育が自覚的になされると考えますが、先生と生徒が互いに信頼し あえる環境をつくることは教育の最低条件であります。教育なんでも相談室が 開設されていますが、これが有効に活用されていない嫌いがあり、今後はこの PRも含めて教育環境の整備を図られよう特に要望して、市政クラブを代表して 賛成討論を終わります。


6月13日(日)1999 No.265  晴 ●ダイオキシン汚染土壌と基準値● ★日本の汚染土壌  水田土壌中のダイオキシン濃度は「平均すると約100ピコ㌘/㌘、作物を栽培する 土壌としては、世界でも最悪の汚染レベル」といわれています。 ★ドイツの土壌基準(土壌1㌘あたり) 10000ピコグラム以上 全用途地の浄化対策実施 1000ピコグラム以上 住宅建設地の浄化対策実施 100ピコグラム以上 子どもの遊び場の浄化対策実施 40ピコグラム以上 農地制限利用 5~40ピコグラム 農地は検査実施 5ピコグラム以下 目標値 ★その他の国々(参考)         農業地 運動場 住宅地 オランダ    1000 1000 1000 単位はピコグラム/㌘ ドイツ      40 100 1000 スウェーデン     10 10 10 ニュージ-ランド 10 1500 以上のように各国はまだ統一的ではありません。日本は先頃やっと ヒトが体重一㎏につき一日に摂取するダイオキシンの量をWHOの動向などみて 政令で10ピコグラムから4ピコグラムへ決めようとしています。また遅まきながらダイオ キシン類にコプラナーPCBも含めて総量の規制に乗り出そうとしている最中です。 そろそろ土壌の基準も出てきてもよさそうな時期です。しかし日本の水田は過去に ダイオキシンを含む農薬をしっかり使っていましたので各国に比較してダントツに 水田は汚染されています。食べ物から母胎に入り受精卵を脅かせ、後追い的に汚染 母乳の授乳では私たちの国は私たちを守るべき契約国家として本当にあるのか 疑問になってきます。自治体も国も契約で成り立っています。  私たちが真剣に後世のヒトについて防御するべき時期にきていると考えます。 自分で自分を滅ぼすほど人類がおろかになってはおしまいです。


6月12日(土)1999 No.264  晴 ●関谷一般廃棄物最終処分場の混合灰報道について●  97年12月に調査の焼却灰とEP灰を含む混合灰のダイオキシン濃度は440ピコ ㌘だったが今年2月調査の値は1600ピコグラムであったと神奈川新聞は報じています。 このように高くなった理由については今後の課題と感じます。  考えられることは、混合灰(焼却灰+EP灰)を廃棄処分するから、例えばEP 灰が鎌倉の場合6ngナノグラムから29ngナノグラムの幅(平成5年から平成9年度まで)を もっていますから、例えばピコグラムに直すとこれを1000倍しますから6000から 29000ピコグラムの濃度をもっていて、EP灰は通常は全焼却灰の2から3%の量が 出て、それが一般の焼却灰と混合して出されてきます。平成14年11月末まで は現行の法規ではEP灰と一般の焼却灰は分離しなくていいと言うようになってい ますから、混合灰の検査をしたとしても440ピコ㌘になったり1600ピコグラムになったり また、検査のしどころが悪い場合はそれこそEP灰に当たって高濃度のダイオキシン が検出される場合が考えられます。そういう意味では法規上は驚くに値しないので すが、ダイオキシンの対策が急がれている今日、ダイオキシンの削減に向けて あらゆる努力をすべきだということは言えると考えます。法規に寄りかかるか、 それ以上をめざすかで対策の方法も変わってきます。費用対効果も考えなければ ならないとも考えます。  また、農地といっても最終的に処分場を閉鎖した後に2メートルの盛り土をして野菜類 を植えるので、この農地としての土と混合灰は同じものではないので ドイツの農地は40ピコグラム以上検出すれば規制を受けるといっても、すぐさまにこの ことと同等ではありません。いってみれば的外れの議論になります。  従って、混合灰≠農地の土ではないので、それは議論を正確にするためきちんと しておく必要があります。問題は農業振興地域に一般廃棄物処分場は無理があるので はないですかという、市民の素朴な疑問にこたえることであると考えます。  その場合当然にも農薬由来のダイオキシンか焼却灰由来のダイオキシンか明らか にしておくことも必要です。このまま関谷に廃棄することが無理となれば今までの 歴代市長や議員にも一端の責任があるのは当然で反省が必要ですが、 その反省とは今後はそのまま焼却灰を市外にもっていくことではないはずできちん と無害化し市内で処分場を探し、そこに捨てるなり、また再資源化してきちんと することが筋と思われるのです。やむを得ず市外への処理となれば苦渋の反省の弁 も必要となるでしょうし、苦渋の選択ですから市民ともその苦渋を共有すべきもの となります。そういう意味でごみ問題は高度経済成長や科学神話の裏側を照射する 問題とも言えると考えます。  また、調査の結果、問題があれば適正に処理する よう努力するのは当たり前で、率先垂範の市長の態度が必要となるでしょう。  いずれにしろ対策としては廃棄物処分場の延命化のためにごみ半減化へのスピード アップ、市民への協力の呼びかけ、新たな処分先発見への努力、自区内処理が出来な かったらその反省をきちんとすること、また有害物質の調査に基づく対策などが 必要なのはいうまでもありません。  ちなみに平成14年11月末までにクリーンセンターから出すダイオキシン濃度は 政府は暫定措置として80ナノグラムとしていますが、これはピコ㌘に直せば80000ピコグラム でドイツでは0.1ナノグラムつまり100ピコグラム出れば停止です。つまり800倍も規制が現在 は緩いというわけです。これが今の日本の現実です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このホームページに掲載の文章などの無断転載・転用は  お断りします。


 

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